「労政審建議に異議あり！」10.9集会を開催

派遣ネットなどが主催し10月９日(木)11時から、参議院議員会館で、昨年から数えて第五弾となる院内集会「労政審に意義あり！　みせかけの改正でなく派遣法の抜本改正を！院内集会」を開催しました。研究会報告から2ヶ月もたたない9月24日に、労働政策審議会の派遣法見直し建議が出されました。連合は事務局長談話で「運動の成果でもあり、前向きに受け止める」と評価しましたが、私たち「派遣法抜本改正を野党共同提案で！」の取り組みを進めてきた目からみると、日雇い派遣禁止はみせかけだけで、むしろ規制緩和の巻き返しを狙う危険な内容だとの感を拭いきれません。

昨年から数えて５回目となる今回は、雨宮処凛さん（作家）、鎌田慧さん(ルポライター)　斉藤貴男さん（評論家）、湯浅誠さん（もやい代表）を招き、それぞれの立場から「私からのコメント　労政審建議を読んでの感想、派遣法はこう改正しよう」として発言をいただきました。
トルコ航空客室乗務員の偽装委託、添乗員の労働条件改善、日雇い派遣グッドウイルの対応、工場前派遣労働者アンケートなど現場からの発言や日弁連人権擁護大会決議（10.3）での派遣法抜本改正を求める内容などが報告されました。
今後４氏らを呼びかけ人とした12.4日比谷集会成功と運動の広がりをめざします。