『格差是正と、派遣法の改正を実現する院内集会』が開催!
過去最多一九〇人が参加! 派遣法抜本改正へのうねりを作り出そう!
▲中央大学の毛塚教授。
一月三十日、十二時、国会の会期中であるにもかかわらず、多数数の国会議員の参加し、参議院第一会議室で「希望の持てる働き方を今こそ 格差是正と派遣法改正を実現する院内集会」を開催。主催は全国ユニオン、全日建でつくる「格差是正と派遣法改正を実現する連絡会」で、同様の院内集会は、昨年から三回目。参加者は毎回増えて、今回は一九〇人が参加し、これまで以上に廊下に人が溢れていました。
まず、主催者代表で派遣ユニオン関根書記長が「現段階の見解」を述べ、政府が収集を図ろうとしている「日雇い派遣指針」ではなんの解決にもならない、抜本的法改正こそが必要と訴えました。連合は日程上、今回は欠席、全労連からは伊藤政策局長、全労協からは中岡事務局長が参加し、決意表明をいただきました。また、今回は労働弁護団小島周一幹事長の提言、中央大学毛塚勝利教授の法改正の提言もいただきました。
その間にも駆けつけた国会議員多数。議員本人の参加は十六人。秘書のみの参加も多数で、前回を上回る関心の高さでした。与党の公明党からは谷合正明議員が参加。自らも日雇派遣を体験し、派遣法改正を訴えていることをアピールしました。自民党からの出席はありませんでしたが、秘書数名が資料を取りにくるなど、だいぶ気にはしていただいているようです。野党第一党の民主党からは、細川律夫議員と山田ネクストキャビネット厚労大臣が参加。改正法案提出を力強く語られました。
この他、共産党・小池晃議員、社民党・近藤正道議員、国民新党・亀井亜紀子議員がそれぞれ各党の立場と法案作成への進捗状況を説明。中でも、小池議員と、亀井議員は、過去三回すべてに参加する皆勤賞。また、共産党の山下芳生議員は、自ら日雇派遣労働者に声をかけて、話を聴くなど高い関心をもって取り組む議員も増えており、いよいよ野党提案で派遣法抜本改正への機運が高まりつつあります。
▲院内集会での様子。
一方の厚生労働省は、二月七日に、派遣法改正に向け、学者を集めた研究会のメンバーを発表。今後は、研究会のメンバーにもこちらの主張を訴えていこうと思います。いずれにしろ法改正に向けた準備は、着々と進行中。このまま、一気に通常国会への派遣法の改正法案提出、そして成立に向け、さらに大きなうねりを作りだそう!
(たっちー)